今月の表紙も障害者アート「動物たち」。素晴らしくし色彩豊富な絵、
見ている者を明るくさせてくれる。
いろんな動物たちが描かれていてパズルのように探すのが楽しくなる
表2は国際大会の告知。丸い輪の中にある写真がいい。
P5 RI会長メッセージ。
ロータリー財団月間に因み、財団の意義を解説。ロータリー平和フェローシップ、
新しくできたトルコのバーチェシェヒル大学のロータリー平和センターと
イスタンブールで開催される会長主催平和会議の案内、グローバル補助金と
地区補助金等々。また来年6月30日までに20億2,500万ドルの恒久基金を
集めるための協力依頼、最後に「ロータリーのマジックは新会員を迎えるたびに、
プロジェクトを終えるたびに、財団に寄付するたびに生み出される」という言葉で
締めくくられている
次P7~13
ロータリー財団月間の特集
ロータリー財団 始まりと今
ロータリー財団の父 アーチ・クランフ
貧しい家庭に生まれ、12歳で学校をやめて就職、16歳で働きながら
夜間学校に入学、交通費を節約するため片道6,5kmを歩いて通学した。
●アーチ・クランフが生きた時代
リンカーンがあの有名な演説を行った6年後に生まれ(日本では明治維新の
頃から日清、日露戦争を経て、第1次、第二次大戦まで、明治、大正、昭和
が、クランフの生きた時代ということになる。勤めていた材木会社の経営を
立て直し、同社を買収、銀行、船会社の経営にも携わった。18歳から始めたフルートの演奏家としても活躍した。42歳でロータリー入会、クリーブランドRCの創立会員。クラブ会長時代に奉仕活動のための基金の設立を提唱。
国際ロータリークラブ連合会ではロータリーを地区に分割して地区ガバナー
という役職の創設にも関わった。1016-17年度国際ロータリークラブ連合会の会長就任。アトランタ大会で「世界でよいことをする」ための基金作りを
提案。最初の寄付は26ドル50セント。6年経っても基金は700ドルしか集まらなかった。1928年基金はロータリー財団と改称、クランフは1935年まで財団管理委員長を務めた。
【Episodeが面白い】
ジョージ5世イギリス国王夫妻に拝謁した時、国王がロータリアンになりたいと一言、クランフは「あなたを引き止める理由は何もない。ロンドン中のRCを探してもキングという職業についている人はいないでしょうからね」と答えたという
●アーチ・クランフ・ソサイエティ
略称AKS。財団から与えられる最高位の称号で、寄付の総額が25万ドル
以上となった個人または夫妻。日本には現在60人いて、アメリカ、インド、台湾、韓国についで5位。世界本部の17階に肖像が飾られ、国際大会ではAKS専用席が準備されラウンジも利用できる。
11ページにAKSメンバーの声として、2組のPDG夫妻が紹介されている。
「第二次大戦後、経済的貧困が主な課題だった頃に比べ、今の課題は大きく
変化している。新たなロータリーの姿を示すにふさわしい活用を願っている」という延原PDGの声、「世界平和を日本から実現できる可能性がある」という細井PDGの声に共感した。
P12-13
ロータリー財団
寄付はどこからどれだけ集まって何に使われるのか
日本の寄付総額は22,5億円、これは世界の4,5%、世界で5番目だが、個人となると、一人当たり199ドル、27位。台湾539ドル、韓国367ドルと比べてかなり低い。一人あたりの寄付が多いのは、シンガポール1452ドル、ブルネイ、マカオ、ケイマン諸島、アメリカとなっていて思わず唸ってしまった。
使われ方としては圧倒的に多いのがポリオプラス、次いでグローバル補助金、地区補助金。グローバル補助金承認の割合は、疾病予防と治療、次が水と衛生。環境が一番少ない。日本のグローバル補助金の約半数が奨学金に使われているというのも特筆される(世界では人道的支援が82%で奨学金は16%)。実施国と援助国を見れば、
日本は援助のみ、韓国、台湾、アメリカ、インドは実施国でも援助国でも上位に位置する。
P14-15
2つのポリオ常在国
そしてポリオ根絶に取って最も重要な4つの地域
GPEI(世界ポリオ根絶推進計画)各国政府やWHO、ユニセフ、アメリカ
疾病対策センター、ビル&メリンダ・ゲイツ財団にRIを加えた官民パートナーシップが決めた活動の優先順位は、常在国のアフガニスタンとパキスタン。
次がワクチン由来ポリオウィルスが流行する、ナイジェリア北部、コンゴ東部、イエメン北部、ソマリア中南部。これらの4地域は何れも政情不安や
複雑な生活環境を抱えた地域でワクチンに対する誤解やデマも横行する。
これ以上の感染を防ぐため問題地域の蛇口を止めることが急務だと、
ポリオプラスの担当ディレクターが述べている。
(この地図と解説はわかりやすい)
P16‐17
ここがすごい!
日本初インターアクトクラブの強み
日本で最初に結成された仙台育英学園IAC。その今を紹介するページだが、
たしかに凄い。福祉施設への交流訪問や被災地への物品寄贈や支援ボランティアに留まらず、障害者アート展や絶滅危惧種の復活プロジェクト、さらには、ウクライナの子どもたちに絵本を送るファンドレイジングなど活動は幅広く、メンバーそれぞれが主体的に課題と取り組んでいるのがよく分かる。
スポンサークラブの言を借りれば「インターアクターの自主性を重んじることで、自ら意義ある奉仕活動を立案し、実行する」とか。「高校生にとって
身近な大人は、親と先生。それ以外の大人と関われることが特別な体験」
というインターアクターの声も印象的だった。
P18-19
―探訪②―
THE
PARTNER
RIJEM
ロータリー関係事務所の探訪、今回は青少年奉仕における具体的支援を行うEIJEM(ライジェム)。プログラム、危機管理、保険付保を行う一般社団法人。具体的には、青少年交換、IA、RYLAとRAの支援、青少年交換での入国ビザの書類手続きやIA、RYLAの研究会の事務支援、今後大きな課題となる危機管理とも取り組んでいる。青少年奉仕という未来への奉仕という説明が明確にその役務を語っている。
P20-25
私のロータリーマジック
RPICとの共同企画で3ヶ月にわたって連載する。RPICの神野さんが仰っているように、ロータリアンには百人百様のロータリーマジックがある。
その感動を伝えることこそ、ロータリーのブランディングの手法の一つ、
ストーリーテリングなのだと実感した。
●タイでの奉仕活動で知り合い、一緒に支援事業を行うようになった現地の
ロータリアンと今年度同期のガバナーとして国際協議会に参加、
ステファニー会長のマジックに共鳴した出村さん。
●抗がん剤の副作用で髪が抜けた方たちのために、ヘアドネーションとなって自ら髪を伸ばし提供。善意の活動が根付くようにとSNSや新聞で伝えたら、すごい反応が有り、「ロータリーに入会したことで、人の善意に魅了された私の行動が誰かの善意となって広がっていく」と語られた角谷さん。
●インドに短期留学をした際、ホストファミリーとして仲良くなった家族の
息子がインドのRCで活動していることを知り15年ぶりに交流が復活。
連絡を取り合い、グローバル補助金を活用した国際奉仕として実を結んだ
後藤さん。
●貧困の連鎖を断ち切るため、「アスポート」(子どもの未来が生まれ育った
環境で左右されないようにと開設された埼玉の少年支援システム)で
子どもたちに慕われ学業プラスαを教える山口さん
●たった6人でロータリー親睦活動グループのバイク日本支部を立ち上げ、
今や全国で273名が所属する組織に育て、全国大会を開催した松田さん。
●台湾への交換留学生に応募、息子が台湾の大学を卒業し在学中に知り合った台湾の女性と結婚、息子の幸せを作った留学がマジックだという松田さん。
●愛犬と毎朝、健康づくりを兼ねて散歩とゴミ拾いを20数年継続。吸い殻、レジ袋からコロナのマスクへとゴミは時代を反映するという井上さん。
●30年前、2歳の姪を病気で亡くし、「世界中から子どもを亡くし悲しむ人を無くしたい」と考え、ロータリーだからできる地域貢献や国際奉仕があることに感銘を受けた加藤さん。
P26-27
よねやまだより
Campus & Diary
東海大学海洋学部で船舶工学を学ぶエジプトからの留学生の紹介。
日本来て一番驚いたのが、定刻に来る電車。エジプトでは時刻表通りに来ることが稀だという。お酒が禁止のイスラム教徒で、夜は居酒屋ではなく、アホワという喫茶店でもっぱらスポーツ観戦やボードゲームを楽しんでいるとか。
専攻の水素燃料電池の開発を通じて海洋事業の脱炭素化に貢献し海の環境保全を目指している。
P28‐29
People of action around the globe
世界中で活躍する「世界を変える行動人」
● 車椅子バスケットチームを結成、RCCを立ち上げ、ゴードン・マッキナリー
RI会長がホイッスルを鳴らし、ボールトスをするまでに成長させたブルガリア
● 子どもの成長に睡眠が重要であるとして、過去16年間で4000万ドルを集め
8万人分の睡眠キットを提供したケニア
● 恒例のコンサートで、2018年の開催以来フードバンクを開設し食事を提供、
著名な出演者とメディアの注目もあって、これまでに9万ドルも集めたカナダ
● 凧揚げを趣味とするロータリー親睦活動グループがある。今年は民族間の紛争
からの難民の子どもたち250人と凧を作り、凧揚げを楽しんだエチオピア
● 廃棄物や廃材で芸術作品を作る「アップサイクリング・アート・フェスティバル」を開催し、展示販売会の収益はロータリー財団に寄付したグアテマラ
P34-36
ROTARY AT WORK
各クラブの奉仕プロジェクト担当者は必見のコーナー。従来は募金活動や清掃活動、医療機器や教育資材の贈呈など、似たりよったりの投稿が多かったが、
最近は、いいアイデアだね、とか目の付け所がいいね。という関心を誘発する
報告が多くなった。関心を持った事業は、直接実施クラブに問い合わせれば、新しい交流が生まれるし、注目される事業の実施につながる。
・「からだの科学体験びっくりアドベンチャーで子どもたちの未来に贈り物」
・「おかやま桃太郎まつりでRCCと協力してポリオ根絶募金活動」
・「ポリオ根絶及び能登半島地震チャリティカラオケパーティを市内のライブハウスで実施、ロータリアン同士の親睦を図る」
・「地域の他団体と協力し、再生エネルギーの活用、フードロス対策、国際奉仕の
クラウドファウンディング、VTTの挑戦といった、多岐に亘るテーマを話し合う」
・「幼年サッカー大会を主催し、その中で児童書の収集と再利用を図る」
・「ソフトボール大会で熱中症指数計を各チームに配布、こまめに休憩と飲料を取る
ことで無事故終了」等々
P34
ELEVATE ROTARACT
岡山理科大学RACは会員数100人の大クラブ。清掃活動にゲーム感覚を取り込み、ゴミを多く拾ったチームに景品をつけることで、過去最高のゴミを回収した。活動を楽しくする、その発想が海外での奉仕活動や交流をより楽しくする。ロータリークラブでも見習わねばとつくづく思った。
P35
NEW GENERATION
縁あってロータリーに触れた若者たちの現状。
今回は「4つのテスト、みんなのためになるかどうかの「みんな」とは、人種や国境を超えた全て人々だと考え、自分の行動が国際平和の一助となるよう精進すると語る
「排外主義」を研究するローターアクターと
街を知り、人と関わり地域の皆さんと素敵な空間をカタチ作りたいと考え、いずれは力を身に着け故郷に帰りたいというインターアクターからの寄稿。
P35
RIの機関誌「ROTARY」フォトアワードの案内。
世界観を共有するチャンス。ロータリアンとその家族なら誰でも応募できる。
P36
パズルと詰碁
P38
エバンストン便り
韓国のサンク・ユン氏が2026-27年度RI会長に選出されたという報告とユンRI会長ノミニーの紹介。2023-24年度ACS式典出席者の紹介、ガザで起きた
変異型ポリオウィルス感染の確認とその対応、ロータリーの奉仕活動の情報を掲載できる新しいデジタルプラットフォーム「奉仕プロジェクトセンター」が開設され
利用可能になった報告、880以上のLACに寄付金達成書贈呈の報告、日本では75クラブ。またRI国際大会の予定、ロータリーの現況、野生型ポリオウィルスの症例数の推移が右下に記載されている。現況はパキスタン21名とアフガニスタン19名、先月より増えている。
毎月、ポリオの現況が掲載されるのは、関心を持ち続ける上で大いに良い。
P40
RI指定記事
マロニーロータリ-財団管理委員長からのメッセージ
「ロータリー財団月間」についての記述。ポリオ根絶、災害対応、ロータリー平和センター等、財団の活動を支援する方法を模索することが会員としての使命。グローバル補助金や地区補助金プロジェクトへの参加もその一つ。ロータリー財団は私達が世界でよいことをする時、わたしたちの中で生きる体験、私達会員そのものなのです。
P41-43
表紙を飾る絵大募集 ロータリアンの絵が表紙になる 案内
ご投稿をお待ちしています 案内
ロータリー行動計画 案内
P44-47
諸々のお知らせ、案内
投稿要領、クラブの誕生・終結、会員数、分布図等
国際大会2025カルガリー参加旅行の案内
ひっくり返して縦組みに移ると
表3 ロータリーの友電子版PR『ロータリーの友と私』
軽い気持ちで川柳に投稿したら掲載され、その後月に3句を目指して応募するようになった。一等賞にも選ばれもう引けない。載ったらニコニコボックスに寄付するという池袋豊島東RC小泉さん。ちょっとしたきっかけが愛読につながる。まさにそのとおりだ
P4-8
SPEECH
ロータリーフェローズ東京春の例会「知的交流の集い」学友講演要旨。
今回は、ロータリー財団学友の高橋裕子さん(津田塾大学長)の講演。
日本最初の女子官費留学生で、わずか6歳の時、渡米した津田梅子は、ほぼ10年をワシントンのジョージタウンで過ごし17歳で帰国。アメリア人の感性を吸収し、日本語を喪失して帰国したため、母とのコミュニケーションがとれないほどだったという。良妻賢母教育を否定し、女性がもっとアカデミックな教育を受ける必要がある、と考えた梅子は、大学で学ぶため再留学。専攻は生物学。「理学は女性が学ぶべき分野ではない)という天皇勅諭の過ちを自ら証明した。帰国後コロラド州デンバーでの講演でヘレン・ケラーと会い、イギリスに渡ってオクスフォード大学の聴講生に、ここでフローレンス・ナイチンゲールに会って感激、帰国して女子英語塾「津田塾大学」を創設。その大学で英文学を学んだ私は、当時の常識を覆す女性たちの素晴らしい働きぶりをみて、研究者になることを決意、修士課程の2年間をロータリー財団奨学生としてカンザス大学で学んだ。津田梅子書簡群を題材に博士論文を提出。21世紀の今、高等教育は女性にも開かれているように感じる、が、世界と比べるとジェンダーギャップもまだまだ開いている。若い世代の女性たちには、大学院進学や海外留学を視野に入れて欲しい。ロータリー財団奨学生という制度を活かし、高い教育を求めていただきたい。高橋さんの指には、娘を応援するお母さんの決意を象徴するサファイアの指輪がどんな時も常に身につけられている。
P9-12
この人訪ねて
日本中のユニークなロータリアンを取材する「この人訪ねて」
今回は、「ジャパニーズ・エチケット」と題した海外旅行者向けの動画を作り、毎週行われるインスタライブは17万人のフォロワーがいるという七条公光子さん(高松北RC)。ニューヨーク州と香港で長く暮らすうちに日本のしきたりにつくづく感銘したことから、高松に戻って外国の方に和の礼法を伝えたい、と思うようなったとか。
父の不動産業を手伝うため宅建取引士の免許も取ったが、持ち前の英語力を活かした仕事をしたいと思うようになり、日本の礼法、茶道、華道、書道、芸能を学び日本の良さを海外に発信した。インスタライブの入室者はアメリカを始め世界各国のファンで、彼女のインフルエンサーとしての活躍はロイターが世界配信し、カナダのラジオ局から出演依頼も来た程という。ロータリーでは海外生活の経験が配慮され、地区のメンタルヘルスカウンセラーを務めておられる。ほんとにロータリーには、凄いなぁと感激するメンバーがたくさんいる。
P13
にっぽんふうど
ロータリアンが書いたエッセー
ページの色使いも優しくて気軽にちょっとした薀蓄が学べる。
今回は、「天使の分け前」というなんとも粋な言葉の紹介から始まって、
日本の食文化の真髄を語るというもの。甲信越という地域の括り中で、
謙信が信玄に塩を贈ったくらい塩が貴重な甲斐の「ほうとう麺」は
塩を使わないうどん。「アワビの煮貝」は駿河の海の幸を保存するための
醤油漬け。信州では、蕎麦と五平餅、お焼き、野沢菜の名物に加え、
寒天が有名、海のない信州で海藻のところてんを乾燥させて作ったのが寒天。
海のある新潟では、へぎそば、布海苔蕎麦が名物。「山に海の幸あれば、
海に山の幸有り」日本の食文化は深い・・・と感心した。
P14-15
俳壇・歌壇・柳壇
P16-19
友愛の広場 FRIENDSHIP PLAZA
何か言いたい、何か書きたい、ロータリアンのためのコーナー
日頃思うことや、海外体験、感動体験、時局雑感など何でも可。
ロータリアンは結構、一家言を持った方が多い。
今月の投稿の中で「雑誌委員会の挑戦」は、ロータリーのダイジェストを
作って配布しようという試み。その苦労よ~く分かります。
ぜひご一読ください。
P20
卓話の泉・私の一冊
卓話の泉は友編集部に送付されたクラブの会報、週報に掲載された
卓話の中から選ばれる。
今回は「紙幣の偽造対策」紙幣の作成を扱う工芸官というお役人は、
家族にも職務内容を話すことが禁じられているらしい
P21
ロータリーあるある相談室
結構「あるあるそういう事」とか「いるいるそういう人」とかの話題は多い。
今回は「妻にロータリーの説明を求められる」大問題。
米山梅吉翁、新渡戸稲造、稲盛和夫大先駆者の言葉を引用するのもいいが、
所詮説明なんて至難の業だから「例会に来てみれば」の一言で済ませる。
という大先輩の解答・・・いかがでしょうか?
P22
最後が「声」
友を読んで感激したり、共感したり、逆に「それは違う」と立腹したり
そういう感想を集めたコーナー