『ロータリーの友』は、国際ロータリー(RI)の認可を受け、ロータリー・ワールド・マガジン・プレス(『THE ROTARIAN』とロータリー地域雑誌の総称)の一員として発行されているロータリーの地域雑誌です。 ロータリーを語る時、ロータリーを思う時、私たちの心の中には各人にとってのロータリーが広がっているはずです。一人ひとりの読み手の生き方によって読み方が異なってよいと思います。なぜ『友』を読むのか、の答えの一つがそんなところにもあるように思います。

2025年1月17日金曜日

ロータリーの友 2025年1月号 ダイジェスト

 今月表紙多才な障害者アート

この作品を見て、毎日眺めている桜島を改めて見直しました。色とりどりの端糸を丹念に貼り付けていくという「さをり織」という手法に作家の繊細且つ豪快な芸術性が伺えます。

 

表2表紙を飾る絵大募集の案内。締切は2月28日

 

P5 RI会長メッセージ

アーチック会長の方針が計画的に事例を含めわかりやすく掲載されている。

今月は、クラブへの帰属意識を高めるには、笑顔を引き出す

というシンプルなことから始めればいい。という提案。

楽しいクラブほど会員の積極的な参加と維持が得られる。アーチック会長は

日本の福島で行われたスポーツとゴミ拾いを組み合わせたイベントを例に

取り、楽しみながら変化をもたらし、同時に世界規模の問題(環境の保全)への認識向上を図っていると絶賛された。

更に雑誌で紹介されている成功例から学び、自分のクラブで活かせるアイデアを見つけることも大事とも。

まさしく「友」のRotary at Work」の活用そのもの

 

P7~13

いま、あらためて四つのテスト

ロータリーの倫理基準である「4つのテスト」の

由来とその訳語の策定について、詳しく解説されている。

4つのテストは倒産危機にあった会社の再建のため考案され、成功した

ビジネス上の倫理指針で、特に興味深いのは、

その訳語のFAIRは「公平」ではなく取引での「公正」。

GOODWILLは個人的な「好意」と言うより会社の「信用」、

all concernedは漠然とした「みんな」ではなく関係者・取引先・従業員全てを意味する、ということが指摘されてい

確かにその通り、一般的な人生訓ではなくビジネス上の倫理と

考えた方が実践しやすい

P14~15

PICK OUT PROJECT

END POLIO NOW

私は、ARPIC(公共イメージコーディネーター)として世界ポリオデーとは

積極的に関わっていたので思い入れがある地域の祭り、イベント

との共催、コンサートや展示ブースの開設等々、全国様々なアイデアで

実施されているが、やっぱり「絵になるイベント」の方が寄付も集まるようだ。

 

P16-21

私のロータリーマジック

RPICと友の共同企画、初めての試みということなので関心を持って

熟読している。多発する自然災害の支援を通じて、

諦めなければ必ず未来は開けると確信した感動的な話、

若い頃に手術したタイのポリオ患者から、60年を経て国際大会で

声をかけられたというドラマチックな話、

バッジ一つで世界のどこでも瞬時に仲間ができたり、

スマホひとつで世界とつながるのに、

はがきに工夫を凝らして気を引き付けるといった年寄りが唸る話、

形は様々どれもがまさしくロータリーマジック。

我が2730地区から、鹿児島東クラブの原田祐子会長が、

子供の頃の思い入れをロータリアンになって実現したという話や

当地区でもお馴染みの2750地区嶋村文男PDGの

奨学生の一言に感銘してミャンマーに学校を作ったスケールの大きな話

掲載されている。

 

P22~23

よねやまだより

Campus&Diary

古きも新しきも織り込んで、未来を紡ぐ

京都嵐山の嵯峨美大大学院で現代にあった着物作りを研究する

台湾からの留学生、チャン・ジャリンさん。

日本の着物には現代では余り見られなくなった柄や素材があり、

それを作った職人さんの愛や着ていた人の思いが宿っている。

かつて愛された着物の新たな価値を生み出し、多くの人に愛される

道が開けないかと模索している。将来は自分のブランドを立ち上げ

衣食住生活全般をデザイニングしたいそうである。

 

P24~25

People of Action around the globe

中で活躍する「世界を変える行動人

イギリス王室の記念行事で行われたショーから発案し、120

ビンテージ車両の展示会で13,000ドルの寄付を集めたイギリス

・2023年の世界の自然災害の被害総額は2000億ドル以上とか

 インドのクラブは、救援キャンプを設け、食料衣類、医療、薬品を

提供。会員を含む専門医のクリニックも開設した。

・カナダのクラブは、トロント野生動物センターを支援。動物の囲いを

作るために18,000ドルを集め、メンバーもその組立に従事した。

・フィリピンのRACは、障害者の権利と課題についての啓発を

WEBで発信、特に母親が経験を紹介しあい情報交換できたことが

好評だった

・ニューオーリンズはその地名の由来となったフランスのオルレアン市と

姉妹盟約を締結、ジャンヌ・ダルク祭りでは2人のジャンヌを選出し

お互いを訪問しあい交流を深めている。

 

 

P26-29

ROTARY AT WORK

各クラブの奉仕プロジェクト担当者は必見のコーナー。

今月のRI会長メッセージにもあった通り、雑誌で紹介された

他クラブの成功例から学び、自分のクラブで活かせるアイデアを見つけることが楽しみながら変化をもたらす誇り高いクラブづくりにつながる

 

 

さすがに最近は、「こんな事業をクラブでやりました」全員で記念撮影、

といった写真は姿を消した。

内容がよく分かるし、投稿のチョイスもGoodだと感じる。

特に今月号では

「デジタルの困りごと」これは我々の世代には身につまされ

「はたらく車の体験」若者離れが問題化する土建業には有り難い試み

「古地図で故郷を知る」というのも個人的な好み、かもしれないがいい。

うちのクラブでもやってみようか、と思わせる

こども食堂にお込め年分を備蓄、地域の子供達とりんごの収穫

といった地域の特性を活かした事業も参考になるのでは

 

P30

2024-25年度地区大会略

RID2560 2780 2840 2710 2730 2530

2740 各地区

今月は我が2730の地区大会、地元出身のプロ野球選手

川崎宗則氏のかごっま弁での講演も紹介されている。

 

P32

「ロータリーが大阪万博テーマウィークパートナーに」

の案内  青少年の提言「平和構築と人権擁護」

P33

ELEVATE ROTARACT

兵庫姫路RACは、ペットボトルを回収した収益で世界の子どもたちへ

ポリオワクチンを届ける「エコキャップ運動」を提唱し、

地域社会を巻き込ん打活動で、これまでに27万8000個の

キャップを回収、これは231人分のワクチンに相当する。

P34

NEW GENERATION

縁あってロータリに触れた若者たちの現状。

今回はローターアクトで「多様性の受容」を学び、地域でのWeb制作会社

で経営とプロデュースに携わる元ローターアクターと

青少年交換プログラムでの体験がきっかけとなって、難民問題に関心を持ち

留学で培われた世界的フットワークを活かし、インドの日系企業に進む

ROTEXが紹介されている。

 

P35

パズルと詰碁

P36

エバンストン便り

「ポリオの問題は「根絶されるのか?」ではなく「いつ根絶されるか」

出会って、GPEIの取り組みへの認識を高めていけば、課題はあっても

世界的なポリオ根絶は手に届くところにある。

現地で活動するボランティアの決意は決して揺らぐことはない。

このまま継続することこそ肝要だ、とアーチック会長の決意が述べられている。現況はパキスタン55名とアフガニスタン23症例数が減らない。

だが毎月、ポリオの現況が掲載されるのは、関心を持ち続ける上で良い。

 

P37

RI指定記事 

マロニーロータリ-財団管理委員長からのメッセージ

先日地区大会でお会いし、温和な笑顔とユーモラスな仕草が印象に残っている。マーロー二―委員長は、「職業奉仕を通じ私達の多くが職業から得られる知識をロータリーにもたらしている」。ACS(アーチ・クランフ・ソサイエティ)の入会者が多種多様な職業従事者であることに感銘を受け、」財団を支える定期的な寄付、ACSやPHS(ポール・ハリス・ソサイエティ)への参加を呼びかけた。

 

P38

内外よろず案内 案内

P39

ロータリーの友と私

NEW GENERATION モデル募集案内

P40

ROTARYお知らせ     案内

クラブの誕生・終結、会員数、分布図等

P41

友管理部からのお知らせ   案内

減部、在庫の追加購読、電子版のパスワード

P42

日本ロータリー分布図    案内

P43

カルガリー国際大会参加ツアー 案内

P44

投稿要領         案内

P45

ラーニングセンターで

リーダーシップのスキルを磨こう

 

ひっくり返して縦組みに移ると

 ロータリーの友PR『ロータリーの友私』

ロータリーに入会して3年

雑誌・IT委員長になって大慌て、付箋つけて

マーカーで印つけて、必死で読んで発表。

「記事は人生への気づきあると感じた」、という

鹿児島県出水RCさん。ちょっとしたきっかけが愛読につながる。

まさにそのとおりだ

 

P4-8

SPEECH

RID2500 第2分区IM講演要旨

宮大工総棟梁の小川三夫さん「世の中の仕事は頭で物事を考えるが、職人は体が思い、考え、知る」 事で恐縮ですが、6年ほど前から道楽で仏師の

修行を始め、いきなり原木に挑み、のみ1本で等身大の仏像を彫ろうとしたのですが、全く進まない。その時、同宿の宮大工さんが、見るに見かねて言われたのが「道具箱見せなさい」でした。「こんなのみじゃ一生かかっても彫れないよ」。新しい丸のみ2本、平のみ2本、「毎日仕事前に刃を研ぐこと」教えられたのはそれだけ。小川さんとはレベルが違いますが、同感共鳴する言葉がどんどんでてきて、繰り返し味わいました。曰く「工は伝授せず、見て倣え」「不揃いの材を組み上げられるのが棟梁」「木は生育の方位のまま使え」「伝えて伝わるものが知識、直接感じるものが知恵」「機械に頼り己の手を失った技術からは職人の技は生まれない」「もっとできたのではないか、その不満が次の仕事への気持ちを起こす」「人は素直になれば心の目と耳を得る」「知識があると仕事にどっぷり浸かれない」「教わることは甘えにつながる」「道具を磨くことは自分を磨くこと」「無駄をさせて、無駄に気づかせ、無駄をなくす」

「本物を作っておけば技術は蘇る」「厳しさのない優しさは甘えにつながる」「煎じて煎じて煎じ詰めれば、後は勘」 凄い!全部気持ちの中にとどめて

おかねば、と感じた次第です。

 

P9-12

この人訪ねて

 

日本中のユニークなロータリアンを取材するこの人訪ねて

今回は、大人の児童文学を始めて36年、バンドのギターボーカルまで務める小樽南RCの工藤左千夫さん。特定非営利活動法人絵本・児童文学センターの理事長。大人のための児童文学講座」という生涯学習の場で、これまでに4300人以上が受講しているという。児童文学に特化したセンターは日本でここだけらしい。河合隼雄さんの深層心理に傾倒し、河合さんの協力を得て小樽にセンターを開所、札幌にしなくて小樽にしたのは、「地方にこそ文化は生まれる」という信念から、このセンターが主催する文化セミナーには、講師として、養老孟司さん、林真理子さん、大江健三郎さんも講師で参加されたこともあると現在は、講師の一人脳科学の茂木健一郎さんの「将来は的にAIは名著を生むか」に関心があるという。趣味のバンドも本格的で、500人からのファンクラブもあり、演奏中は紙テープも飛び交うという羨ましい人生である。地方にこそ文化は生まれる・・・うーん同感だぁ

 

P13

にっぽんふうど

今回は北陸能登特別編、大地震に大水害、年に2度の大異変をもろに被った能登はその苦しみたるや想像できない程。でも紹介されていたフランス料理店「Mebuki 芽吹」は、失ったものより残ったものを大事にしよう。その思い切りが夢を失わせない。景観が一変した農園で、トマトづくりに挑戦する上田農園。まだ土作りというから栽培は、まだまだ先ということになるが、作物づくりの情熱はヘタってはいない。良質の酒米を持ってなる白藤酒造も蔵人の流出で厳しい状況にあるとか、それでも「能登の酒を能登の者が能登で作ろう」と家族で頑張っている。その人手となる漁師さんも、休業状態で上の世代が力尽きて引退するという不安を抱えている。この被災者の心を支えているのが重蔵神社の二人の娘さん。未だに神社で支援物資の配布を行っているが、なんとか地元の経済も廻り始めたと明るい。過去に戻ろうではなく、その先を目指そうとしているからこそたくましい。素晴らしい特集だと感じた。この呼びかけは大きな声となって日本中のロータリアンの胸に響くだろう。ほんとに頑張れ能登!なにか自分にもできる支援がしたくなった。

 

P14-15

俳壇・歌壇・柳壇

P16-19

友愛の広場 FRIENDSHIP PLAZA

何か言いたい、何か書きたい、ロータリアンのためのコーナー

日頃思うことや、海外体験、感動体験、時局雑感など何でも可。

ロータリアンは結構、一家言を持った方が多い。

今月の投稿の中で読・笑・吸・宇・歩 100歳を生きる」

本を読み、原から笑い、豆に歩く、そんなふうにしてたら

100歳になって。という先輩は、ロータリーの良さは老若男女も立場の差もないこと、診察室では「大丈夫私より若いんだから」と患者を励ます。ゴルフではホールインワン多数、エイジシュートは当たり前。

たのまれればユーチューブにも登場する。

この好奇心の強さが長生きの秘訣なのだろう

 

P20

卓話の泉・私の一冊

卓話の泉友編集部に送付されたクラブの会報、週報に掲載された

卓話の中から選ばれる。回はマジックのテクニック

私の一冊は今回一挙7点紹介

 

P21

ロータリーあるある相談室

結構「あるあるそういう事」とか「いるいるそういう人」とかの話題は多い。

今回は某青年団体が我が物顔で某団体のOB会のように振る舞い、それでいて寄付には無関心という問題。

若い人が怖い、できればお近づきになりたくない」全く同感だが、

彼らは社会的に未熟、自分の存在感をアピールするために傍若無人に

振る舞う、我々は大人としてゆっくり見守ってやるしかないのでは?

ご自分の若かりし頃を思い出して、社会の常識をゆっくり指導する。

役職をお願いすれば、快く引き受けてくれるので役には断つのだから

長い目で見守って上げて。という大先輩の解答・・・いかがでしょうか?

 

P22

最後が「声」

友を読んで感激したり、共感したり、逆に「そは違う」と立腹したり

そうう感想を集めたコーナー