表紙は「かとりせんこう」ふれあいワーカーズ/安達未知子さん
「ん?なんだろう?」結構目が惹きつけられます。フェルトで
蚊取り線香を作ろうという発送、微笑ましくて癒やされます。
表2は2026年大規模プロジェクト補助金を申請しよう
3~5年間のプロジェクトで一つのプロジェクトに200万ドル
締切は2025年8月1日
P4.~5 RI会長メッセージ。
1年間のアーチック会長の足跡を写真で綴る。わかりやすくていい。
陽気で開放的な会長の人柄が滲みでています。写真は言葉より多くを語る。
メッセージも「最良の時は これからやってくる」4つのテストやインクルーシブな精神に忠実であり続ける限り、どんな暗闇の中でも希望の光となれる。「皆さまこそがロータリーのマジックです」
見事な年度の総括だと感心した。
P7~11
特集-ロータリー親睦活動
―The Rotary Songs―
「おい、みんなで歌おう!」で始まったロータリーソングの歴史、
言い出しっぺのラグラスを評して、ポール・ハリスが行った言葉、
「会員が異なった方向に進もうとする時、グループで歌うことは、
しばしば会員を再集結させる」が、その効果を語っている。
すべてのクラブで歌い継がれている日本のロータリーソング
「奉仕の理想」と「我らの生業」は戦前の作。
「手に手つないで」「それでこそロータリー」が戦後の作だと
初めて知った。成程、時代の特徴がでている。コラムの歌わない
日本人を相手にしてのソングリーダーの苦労、これもよく分かる。
全国から投稿されたクラブ独自のロータリーソングは地域性が出ていて
頷ける。結構有名人が作詞作曲されている事に驚いた。
クラブが参加し興味を持てる、こういった特集がもっと欲しい。
P14~24
特集―「規定審議会」―
「規定審議会」は会員の殆どがよくわかない、
言葉すら知らない会員も多く、一番関心を持たれない事項で、未だに、
「R Iが 上の方で勝手に決めて、我々に押し付けてくる。従う必要ないよ」
という大先輩の声を多く耳にする。
すべての会員が議案を提出する権利を持ち、世界中の地区代表者が
一堂に介して審議して決める決議で、
「勝手に決められているわけじゃない」ことを理解する必要がある。
そういう意味で今回の「滝澤さんのリポート」に始まり、
「その歴史」、「現場での声」から「小船井さんの未来展望」
に至る特集は構成もわかりやすく、規定審議会の役割が
理解でき、有用だと思う。
特に歴史年表は、女性入会、ポリオ根が最優先項目に、DLPの導入
DEI、Eクラブ・衛星クラブの承認、そして決議23-34の採択、
新世代奉仕が加わり五大奉仕に、後に青少年奉仕に変更、
ローターアクトのR I加盟、等々の経緯がひと目でわかる。
ロータリーを識る上で極めて大事、是非ご一読ください。
P25
PICK OUT PROJEKUTⅠ
愛知から世界へ
ウクライナの若者の夢を私達の手で支えたい
名古屋和合RCは3年に及ぶ避難生活の中で、積極的に学びたいと
望むマリアさんを支援しアメリカのデンバー大学に彼女を留学させるため
地元のロータリーと協力。GEがデンバー大学の学長という幸運もあって
見事実現させた、思いやりこそが日本人の国民性。名古屋和合RCの
素晴らしい活動に感激した。
P26~27
「全国ローターアクト研修会」
R I加盟が認められたRACの活動。日本のRACはまだまだ認識と自覚が乏しいと言われる中、「全国ローターアクト研修会」の記事は十分
我々の関心に応ええくれる。「おもろいを世界に」というテーマ。
さすが大阪人とニンマリ、
今回の目玉の「おもろいプログラム」
1,地区アクトの活動体験、 2,大阪謎解きプログラム」
3,注目されているナレッジキャピタルの体験、
といった内容紹介にその緻密さを感じ、
「RACの虎グランプリ」でローターアクタ―のファンドレイジング
が審査され、2700地区の「認知症フレンドリープロジェクト」が
最優秀賞を受賞。レベルの高さに驚き、RACに対する見方が変わる。
P28~29
PICK OUT PROJEKUTⅡ
「開幕前夜祭開催! 大阪・関西万博」
ロータリー大阪・関西万博開幕祭が4月12日、万博開幕の前日に
全国のロータリアンを集めて行われた。吉村洋文大阪府知事の感謝の挨拶、
OSKによるオープニング、アーチック会長もビデオでメッセージを贈った。
P30~31
よねやまだより
Campus&Diary
夢と希望をかなえる、天国のような国
インドネシア出身のナタエル・ジェソンさん、室蘭工業大学大学院で
航空宇宙工学を勉強中。子供の頃、親から与えられた日本製の玩具の
品質の良さに執着して、日本でロケットの研究がしたいと来日。
趣味を満喫できるのも日本の魅力、コロナに感染したり、
ジャンク品を修理したりその度に日本への愛着が増すとか。
「日本は天国のようです」嬉しい言葉だなぁ。
P32~33
People of Action around the globe
世界中で活躍する「世界を変える行動人」
P26~28
ROTARY AT WORK
各クラブの奉仕プロジェクト担当者は必見のコーナー。
アットワークは素晴らしい!
佐世保RCの「水田がもたらす地域社会の実り」
ソーラー感慨設備を使い、低燃費で水田に水を供給し二毛作が可能
となり、収入が増えることで地域への移住者が増大、地域活性化に
つなぐという試みが成功した例を知り、
当クラブ(鹿児島西)が計画している東アフリカ、ジプチへの
「ソーラーによるポンプアップで農地を確保、同時に集落への
飲料水供給、農業支援、子どもたちへの食育にまで拡大した
グローバル・プロジェクトに大いに参考になる。
担当者と直接会って話したくなった。
パラ・アートを通じて心の垣根を低く
「友」の表紙でパラ・アートの発想の面白さ、素直な表現に凄さを感じていたので、大宮シティRCのパラミュージアムにも共感した。
ともう一つ,
「球春のスタジアムでロータリーデー」
第2790地区ロータリーデー記念試合」にも感激。
ロッテとソフトバンクの試合にEND PORIO NOWの赤シャツを来て
ポリオ根絶をPR。バックスクリーンにロータリー宣言を映し出し、
ガバナーが赤シャツで始球式。お見事の一言につきる。
記事を見て、ただ読み過ごすのではなく、自分の地区で、クラブでもできないか?と考えるのが「アットワーク」のよさ、有効な活用法だと思う。
P37
2024-25年度地区大会略報
RID2610 2650 2700 各地区
P30
ELEVATE ROTARACT
2720地区の別府RACは、
会員の約半数が留学生で、コミュニケーションに苦労するが、お互いを
尊重しあい国際色の強い活動を通じて会員が成長するという利点がある。
クラブターゲットはウェルネス。学生の健康と福祉を支援する活動を
展開している。
P36
NEW GENERATION
縁あってロータリーに触れた若者たちの現状。
今回は人と人との関係性を大切にした建築を学びたいと
日本を選んだ米山学友の金亮希さん。
大学ではただ建築を設計するだけでなく、人の交流を促す仕組みを
学んだという。
もう一人はローテックスの豊川水宏さん。青少年交換プログラムでア
メリカ、サウスカロライナに派遣され「他者からの偏見や価値観で
自身のアイデンティティが語られる」という体験をし、日本に戻り
社会学、多文化共生を学び、他者は理解できないから面白い、
世界は個性的だから他人が他者を尊重し自分らしく生きたい。と。
P37
パズルと詰碁
P38
エバンストン便り
今月のポリオ現況は
パキスタン6名とアフガニスタン1名
「あと少し」がなかなか進まない。
P39
RI指定記事
マロニーロータリ-財団管理委員長からのメッセージ
マローニー財団管理委員長のメッセージにはいつも感動させられる。
協力かつ成長し続ける恒久資金が財団を通じて行うロータリー活動の支え、
「私たちは木を植えている。木は成長し財団事業を支える資金となり
ポリオを根絶させ、インパクトの大きな大規模補助金を支え、
年次基金を通じてより多くの希望をもたらす。」
P40
「パズルの答え/詰め将棋の答え」
P41~
お知らせ
ひっくり返して縦組みに移ると
P4-8
SPEECH
文明と文化
〜平和な社会のための役割
近藤文化・外交研究所代表 近藤誠一氏
今月の「SPEECH」は、すごく考えさせられる。パンデミック、紛争、
サイバー空間の悪用、すべてが解決の糸口が見つけられない、
文明のもたらした負の部分。どうしようもないとほとんどの人が思っている。共和制、民主国家、国際連合が生まれ、戦争は二度と起きないはずが、
世界の各地で起きているし、人の心のなかに平和の砦を築こうと設立された
ユネスコでさえも力が及ばない。文化を守る協力のシンボル世界遺産も、
それを利用しようという人の欲望は消すことができない。
文明を構築する自然科学、社会科学、人文系、それぞれが進化し、発展し、
嘗ては考えも及ばなかったし見た目は素晴らしい社会が生まれても、
いつの間にか悪がはびこる。それを救うのが日本文化だという主張。
日本庭園に見る自然との一体感、白か黒火かを決めることを嫌う自然の流れを受け入れる寛容性、余白、間、といった目に見えないものの価値の認識、近江商人の三方良し、に見られる自己抑制。これらは自然の生態系、循環の中から得られた知恵。文明の負の側面を解決するのは、専門的な知識やテクノロジーではなく人間の共感力、その共感力を高めるのが日本文化、
文明の副作用に苦しんでいるときこそ、日本文化を広める契機だと
締めくくられている。
思いもかけなかったが、よくよく考えてみるとその通りかもしれない。
P9-12
この人訪ねて
日本中のユニークなロータリアンを取材する「この人訪ねて」
今回は、ギリシャと「平家物語」が共存
合唱部で鍛えた根性と男伊達
新潟RCの高橋秀樹会員。
ギリシャ史と平家物語が共存、合唱部で鍛えた根性と男伊達・・・うーむ
全く想像がつかない。と思いながら読み始めてびっくり。
普段はギリシャ史を専攻する大学教授で、山高帽にフロックコート、
ブレザースーツに懐中時計という出で立ち、そしてまたある時は、
紋付袴に琵琶を携え平家の語りべ。子供の頃から、苦手に挑みやり遂げる
性格で中学は水泳部、高校では合唱部。大学では西洋史を学び、
助教授時代にロータリー財団奨学生でアメリカに留学。ギリシャのホメロスの詩が、もともと弾き語りだったことに共鳴し、平家琵琶の道へ。合唱部だから声がいいし、今では200句を達成するほどの腕前とか。
いちいち辻褄が合うというのも「凄いなぁ」と感心させられる。ホ
ントにロータリーは多士済済、毎回楽しみである。
P13
にっぽんふうど
今回は「豚に始まり豚に終わる沖縄料理」編、
だが、書き出しはおとぎ話の続編。浦島太郎が漂着したのは龍宮。
これをリュウキュウと読めば琉球。あり得ることだと思う。
この話の元となった山幸彦の龍宮伝説は、南九州から琉球へ渡り、
中国冊封文化の華やかさに仰天し海神の国としたという説もある。
知らぬ間に琉球、沖縄に誘導されて沖縄料理、上手いなぁ。
ゴーヤチャンプル、ソーキそば、テビチ、ミミガー、ラフティ、チムシンジ、沖縄ならではの味。クスイムン、ヌチグスイ、医食同源、中国の食に対する考え方が受け継がれている。全国の味巡り。久保田さんのお説通り、
「食は人を集める」。ホントに楽しいエッセイ、毎回楽しみに詠ませて
いただきました。ありがとうございました
P14-15
俳壇・歌壇・柳壇
P16-18
友愛の広場 FRIENDSHIP PLAZA
何か言いたい、何か書きたい、ロータリアンのためのコーナー
日頃思うことや、海外体験、感動体験、時局雑感など何でも可。
ロータリアンは結構、一家言を持った方が多い。
P19
卓話の泉・私の一冊
卓話の泉は友編集部に送付されたクラブの会報、週報に掲載された
卓話の中から選ばれる。今回は「オペラ」
オペラはイタリア語で作品のこと。音楽はもとより美術、演劇など多くの要素からなる総合芸術。特にオペラの最大の魅力は「声」。マイク無しで
特別な歌唱法で長時間歌い、音の高低によって役が引き当てられ見事に
シーンを演じきる。素晴らしい歌声への掛け声は、断線には「ブラボー」
女性には「ブラバー」複数には「ブラビ―」だとか、これは覚えておこう。
私の一冊は田口治明の「貞観政要」
中国古典から現代の経営を学ぼうという経営者必読の一書
P20
ロータリーあるある相談室
結構「あるあるそういう事」とか「いるいるそういう人」とかの話題は多い。
例会スピーチの最中、最前列のPGが私語を始めた、角を立てずに
注意する方法は?という質問に、ロータリーはみんな公平、会長が終われば
ただの会員、なのにパストガバナーだけはただの会員に戻らない・・・
たしかに変だ。誰かがパストガバナー十戎を作ってくれないかしら。
という矢野PGのご意見、例会の会場責任の権限を与えられたSAAが
PGだからと忖度せずに、穏やかに注意すべきだという羽部PGのご意見。
どちらも必要だとは思うのだが。
P21
最後が「声」
友を読んで感激したり、共感したり、逆に「それは違う」と立腹したり
そういう感想を集めたコーナー