今月から表紙は障害者アートに変わりました。『俺、バット振る』。表と裏の表紙を
合わせてみると、バットやグローブ、ホムベースなどが勢いよく描かれています。
ハンディを持つ方の表現力とパワーを紹介するこの企画は素晴らしい。
表2には今月も
「あなたのロータリーマジックを募集します」の告知。
ロータリー公共イメージコーディネーターと「友」がコラボし
自らの体験談から、ロータリーマジック(RI会長のテーマ)を、
身近なものにしようという試みで締切は8月31日。
P5 RI会長メッセージ。
ロータリーのマジックを発動させる力はクラブへの帰属意識。
クラブは時として変化を余儀なくされることがあるが、
行動人としての我々は障壁の裏にチャンスが有ることを知っている。
行動計画は、その成功への道を見つける手助けをしてくれる。
アーチック会長は、クラブや親睦グループの例を引いて、
帰属意識を持って道を照らせば、その道はクラブ。地域社会、
そして世界の明るい未来へと続いている。と言っておられる。
次P7~15が会員増強・新クラブ結成推進月間の特集
新しいクラブ 新しいスタイル
行動計画の土台となる4項目の一つ「参加者の基盤を広げる」
そのための取り組みとしてRIは
「新しいスタイルのクラブ」
「多様なロータリー衛星クラブ」を推奨している。
その例が
例会時にロータリー学習タイムを設け、他クラブとの交流を深め
既成概念に囚われない事業を遂行しているクラブ
●スポンサークラブ主導ではなく元ロータリアンが再集結し、
古き良き伝統と新しいクラブのあり方を同居させた衛星クラブ
●「何か役に立ちたい」と思っているのに、行動を起こす機会がない
沖縄の女性を結集し、地域の女性問題解決を目指す衛星クラブ
●財団学友と米山学友で構成された世界で初めて?の
多国籍新世代クラブ が紹介されている。
新しいスタイルのヒントとして
Hint1 会員満足度調査を実施し、時代に即した例会や事業を行う
Hint2 新会員入会後のケアを手厚く行異歓迎ムードを作る
Hint3 クラブ独自の会員種別、
会費面、出席面での便宜を図る
Hint4 クラブ全員のアンケートから改善点を見出し、会員候補者のための
「会員拡大懇親会」を企画、体験談や余興で楽しいと感じさせる
Hint5 ITを活用、クラブ独自のアプリを開発し、出欠確認から
名簿の管理まで、全会員にロードしてもらい、
徹底して解説すれば極めて便利なツールとなる
P16-21
What❜s D E I
国際ロータリーDEI諮問委員 宮里唯子さんに聞く
DEIの今
DEI諮問委員会とは、異なる人種の、障害者、性的マイノリティと弁護士等、
8人で構成され、リエゾンとしてRI理事とTRFも名前を連ねる。DEI意識調査の結果を踏まえ、RIの各部署からの報告を受けどのように協力するかを議論している。特にRAが多い青少年諮問委員会からは「他のプログラムから孤立している」「ロータリーに歓迎されていない」等の課題が提起された。DEIについて日本は未だ発展途上国
であり、伝統的価値観を重んじるロータリアンがまず、女性や若者の声に耳を貸さなければならない。往年のロータリアンは「ロータリーは量じゃない質だ」とよく言うがジェニファー・ジョーンズ元RI会長の
Rotary is Quantity of Quality ロータリは素晴らしい人たち(質)が
大勢集まる(量)団体です。という言葉の意味を考え、DEIの意義を考えよう。
全国でチャレンジしてほしい
バリアフリー演劇
東京演劇集団風×東京荒川RCのバリアフリー演劇プロジェクトが
地域を巻き込んで「ヘレン・ケラー~ひびき合う」を主催。障害者や一般市民
750名が観劇した。
バリアフリー演劇とは
すべての人が楽しむための工夫として
1, セリフの字幕表示+手話通訳
2, 手元で聞く音声ガイド
3, シナリオと演出の工夫
4, 舞台を見学
5、役者との交流
といった仕組みが取り込まれている。
主催者の荒川RCは
「この演劇なら、まさに共生社会実現に向けて、地域の様々な人に
スポットを当てられる。そこに大きな可能性を感じる」として
地域の自治体や文化団体、教育委員会、社会福祉協議会、地域の団体、企業
に働きかけ協力を取り付けた。
最後にイベント運営には何が必要かも具体的に解説されている。
すべての人が楽しめる演出、講演前に舞台にみんなを上がらせ
役者が舞台説明をするのも珍しい演出でなるほどよく考えられえいると
感銘を受けた。
P22-27
2024シンガポール
国際大会
シンガポールのランドマーク「マリーナベイ・サンズ」で
世界から14,660人、日本から2,516人の最多登録で開催された、
本会議では、頭部に銃弾を受け右半身不随という絶望から立ち直った体験
男性中心のロータリーについて辛口発言をし、万雷の拍手を受けた
女性起業家ロータリアン。開会式ではゴードン・マッキナリ-RI会長夫人が
美しい美声を披露した。
日本からの参加者は治安の良さと国際交流の楽しさなど感動を語っている
最後に「世界中から集まった笑顔」ひときわ華やかな頁では、民族衣装や
開放感を小著するかのような衣装のオンパレード。
これだけでも国際大会の楽しさは十分伝わると思う。
P28-29
特別寄稿
私の人生を変えた18歳の経験
イアンG.・マッケイ駐日カナダ大使が、18歳の時、
ロータリー交換学生として下関に派遣され40年ぶりに
駐日カナダ大使として来日。その思い出を語った。
「教科書で学ぶことができない本当の日本を知り、
成長痛の中でたくさんの地元の方からの支援や励ましで成長し、
ロータリアンには、多忙なビジネスマンが
地域奉仕にコミットメントする姿に感銘を受けた」と
P30-31
よねやまだより
今回は米山記念奨学事業の基礎知識
奨学金制度について
RIから国内全34地区の合同活動と認められているに品独自のプログラム。
海外、特にアジア諸国の在日留学生を対象とした制度で、
2024学年度は926人、これまでに4,133人を受け入れている。
この頁ではその事業のあらましが紹介されている。
P32-33
People of action around the globe
世界中で活躍する「世界を変える行動人」
● 北アイルランドの高齢者施設の造園事業、
● リベリアの再利用可能生理用ナプキンの製造販売事業の立ち上げ
● べリーズの学校校舎の公園の改修
● タイの水の安全と溺死防止(世界一溺死率が高い)
● コロンビアの識字率向上の取組
が紹介されている。
P34-41
RI理事会メンバーの紹介とRI及びロータリー財団の国内委員
日本国内の各種委員会委員、財団専門家グループ、
日本国内34地区ガバナー事務所の紹介
P42-46
ROTARY AT WORK
スペースが柔軟な配分になって非常に読みやすくなったと感じる。
各地区、各クラブがそれぞれに取り組んでいる事業やクラブ運営が
紹介されている。「これは!」と思う記事を見つけて
クラブの事業に反映させてみるのもクラブ活性化の一つの手段
だと思う。今回も2730地区からの投稿は無し。ちょっとさみしい。
P47
ロータリー行動計画のアピール、QRコードを読み取って入れる。
P48
地区大会の略報
2023-24年度残り
P49
ELEVATE ROTARACT
RACとRCの協働効果が紹介されている。今回は横浜南RAC
P50
NEW GENERATION
縁あってロータリに触れた若者たちの現状。
今回はローターアクターからの寄稿
P51
パズルと詰碁
P52-53
エバンストン便り
RI理事会の動き、RIの現況(会員数、クラブ数外)とロータリー財団の現況
ロータリーの活動を資金面でバックアップするのが財団。様々な補助金、
END PORIO NOW、平和フェローもすべて財団の資金です。
関心のある方は是非お読み下さい
P54
RI指定記事
マロニーロータリ-財団管理委員長からのメッセージ
ロータリーの徽章について書いておられる。ロータリーの徽章、
この襟ピンを着ける時、自分にとってこの歯車は
世界で良いことをする私達の旅路の「循環と活動」も象徴する。
新しいクラブが結成され、歯車が回るたびにロータリーは成長し財団も成長する。
なるほど・・・と思った後で「あれ?この襟ピンは使用できなくなるんじゃなかったっけ?ブランディングはで黄色とアーズルのロゴバッチに変わるのでは?
と思ったんですが、誇りの象徴としての徽章は金とロータリーブルーで
永遠のものだと判りました。徽章はこれからも着けて良いそうです。
P55-58
諸々のお知らせ、友への応募要項もこのページです。
ひっくり返して縦組みに移ると
表4 ロータリーの友電子版PR『ロータリーの友と私』
P4-8
SPEECH
全国の大会、講演会のプログラムからチョイスした講演の要旨。
今回は、企業や商品のロゴマークを企画制作する㈱TSDO代表の
グラフィックデザイナー佐藤卓さん。
東京芸大卒業後、「明治おいしい牛乳」や「ニッカのピュアモルト」の
パッケージデザインなどを手掛け、10年前から岐阜に移り住み
美濃焼のコミュ二ケーションデザインに携わっておられる。
デザインをしていないようなデザインにしたい。
人と物、人と人、物と事、いろんな存在の間を適切に繋ぐには
何よりも「気遣い」が大事とか。
一般名詞をそのまま商品名にしたおいしい牛乳やピュアモルトは、
まさにその通りだと思った。
現在はラーメンどんぶりで美濃焼を世界に向けて発信しよう、
デザインには物語を込めることが重要と頑張っておられる。
デザインは芸術・美術ではなくすべての人の営みの中にある。
同業者の端くれとして私も、全く同感です。
P9-12
この人訪ねて
日本中のユニークなロータリアンを取材する「この人訪ねて」
今回は、知床の無歯科医地区に開業して17年。
診療所の2階で地産食材を料理する歯医者さん
北海道斜里RCの丹羽修二会員。
開業以来、急激に斜里町の幼児の虫歯罹患率が減少した
という本職の実績もさることながら2階のサロンが驚き。
人呼んで「キッチン丹羽」。作家の椎名誠さんが
「すし握る歯医者」とエッセイに書くほどの腕前とか
羨ましい限りである。
P13
にっぽんふうど
ロータリアンが書いたエッセー、ページの色使いも優しくて
気軽にちょっとした薀蓄が学べる。
今回は、「かぁけぇ(食わんか」といって出される蕎麦食の話。
北東北は冷害に備えて、そばを栽培し「せんべい」や「わんこそば」、
「そばかっけ」を供する。昔、コメがないと殿様にアピールする
つもりで出したわんこそばがおかわりするほど殿様に受け
思惑が外れたことに由来するらしい。
P15-16
俳壇・歌壇・柳壇
P16-19
友愛の広場 FRIENDSHIP PLAZA
何か言いたい、何か書きたい、ロータリアンのためのコーナー
日頃思うことや、海外体験、感動体験、時局雑感など何でも可。
ロータリアンは結構、一家言を持った方が多い。
P20
卓話の泉・私の一冊
卓話の泉は友編集部に送付されたクラブの会報、週報に掲載された
卓話の中から選ばれる。
今回は「馬と人のうまい関係」乗馬に使われる馬銜(くつわ)の話。
馬の口の中に装着し、これに連結する手綱を引くと
馬に刺激を与えて制御する。車のハンドルとブレーキのような働き
乗馬とは、手綱一本で馬との信頼を築くスポーツなんだなぁ
P21
ロータリーあるある相談室
結構「あるあるそういう事」とか「いるいるそういう人」とかの話題は多い。
今回は「女性会員の入会」問題。DEIが推奨されるロータリーで
問題になるはずのない一件。でも強引に進めれば
ほとんどが上手くいくみたい。本音と建前は違うということか・・・
経験豊かなPDGが答えてくれるコーナー。
P22
最後が「声」
友を読んで感激したり、共感したり、逆に「そレは違う」と立腹したり
そういう感想を集めたコーナー
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